居合道とは

居合道(いあいどう)とは、日本刀を用いる武術です。

剣道などの通常の剣術は刀を鞘(さや)から抜いた状態で相手と対峙します(立会い)。対して居合は刀が鞘に入った状態、つまり平時の状態で相手と対峙し(居合う)、その状態から抜刀して敵を切る技術です。

成立は古く、戦国時代末期の人物である、林崎甚介重信(はやしざきじんすけしげのぶ)公を流祖としています(林崎無双流または重信流と呼ばれています)。
無双直伝英信流(むそうじきでんえいしんりゅう)は、江戸時代(享保年間、1700年代前半頃)に居合の名手として喧伝された長谷川英信(はせがわえいしん)が独創の技を追加し、誕生した流派です。明治時代に至るまで土佐(高知県)で伝承されてきました。

このような鞘に刀が入った状態から抜刀、そして刀を再び収める納刀までを、ひとつの独立した武術としているのは日本独自のものです。

また、居合道は日本刀を用いた抜刀、納刀、諸作法という技術面のみならず、「礼に始まり礼に終わる」人格形成なども含めた精神修養を含んだ「武道」です。

かつて、武士が生死を分ける技術として、そして人生の道として捉えていた居合道を、ぜひ皆さんにも学んでいただき、日本の伝統武術(古武道)・精神性の継承を担っていただけると嬉しく思います。